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白ゴマ、黒ゴマ!

生徒さんから、先日こんな質問がありました。
「白ごまと黒ゴマでは栄養価が違うのでしょうか?」

マクロビオティックでは栄養価ももちろん、そのものの陰陽度を見つめています。白ゴマは油分が多く、えぐみも少ないたんぱくなことから、黒ゴマよりも陰性であることがわかります。
それに対して、黒ゴマは油分が少なく、ゴマの中でも香り高く、少し土臭いように感じますよね。 しっかりとした色と香りは陽性の特徴でもありますね。 またあの黒色は赤いワインと同じポリフェノールがある、タンニン系のポリフェノール色素を多く含んでいるそうです。

栄養価について調べてみると、一般的には栄養的に白と黒でも、ほとんど差がないといわれています。 ゴマ自体、カルシウム、マグネシウム、鉄、リン、亜鉛等のミネラルが多く含まれていて、骨粗しょう症の予防や貧血の改善に効果があるといわれています。また、たんぱく質、食物繊維、ナイアシン、ビタミンA、B1、B2、B6、Eに葉酸が豊富に含まれて、抗酸化作用を持つそうです。さらには、活性酸素が体内で生成されるのを抑え、肝臓機能を強化し細胞の老化やガン化を抑制する作用さえ持っています。
脂質は話題のオレイン酸、リノール酸が80%を占め、たんぱく質も豊富に含み、コレステロール抑制にも効果もある大変素晴らしい食材であることがわかりますね。
その上、抗酸化物質を多く含むゴマは、活性酸素にも効果があり、血中のコレステロールを減らす不飽和脂肪酸もたっぷり含んでいるので、動脈硬化を抑える悪玉コレステロール退治に多いに役立つそうですよ!

ただし、食する時は表皮が硬いので、粒のまま食べると消化されずに排出されてしまうのです。 マクロビオティックでは、ゴマ塩を作ったり、ゴマあえ、ゴマ豆腐を作って、手を加えて楽しみます。 先日はクラスで、黒ゴマプリン等もつくりました!

一日大さじ1杯のゴマが一日に必要なカルシウムを持っているそうです。
ぜひゴマを楽しみましょう♪
by artofnature | 2010-03-17 12:09 | マクロビオティック

ニューヨーク在住のマクロビオティックインストラクター&カウンセラーのKiyomiです♪ 私のマクロビオティック講座やお教室のお知らせ、陶芸やクラフト活動、またヨガなどNYライフをお伝えします☆


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